心不全の治療薬には、心臓を保護したり、心臓の働きをサポートしたり、体の中の水分量を調整する薬などがあります。薬の種類や量を調整し、患者さん一人一人の個性にあわせ、治療が行われますが、現存の治療法では十分な効果を得ることができない患者さんもいます。
心臓と腎臓は、互いに影響を及ぼしあう臓器として知られています。これまでのさまざまな研究から、わたしたちは、腎臓の治療に使う薬が、心臓の治療にも効果をもたらすのではないかと考えました。もし効果が認められれば、将来この薬を心臓の治療薬として使用することができるようになるかもしれません。新しい治療法をみつけることができれば、より一人一人の状態にあわせた治療を提供することが期待できます。
研究にご参加いただく場合には、ご担当の医師にご確認いただくか、下記のお問い合わせ先にご連絡ください。
AST-HF study 事務局
国立循環器病研究センター 臨床研究開発部